街乗り、軽カータイヤを次世代タイヤに―KENDA―
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2015.10.7レース情報

D1SL第5戦@エビス 脇選手レポート

D1SL第5戦@エビス 脇選手レポート

9月26日、27日にエビスサーキット南コースで開催されたD1ストリートリーガル第5戦に参戦した脇敬朗選手より、レポートが届きました。KENDAは、脇選手のレース参戦にタイヤ提供でサポートしています。

車体カラーもブラックに一新して最終戦に挑んだ脇選手には、D1GP第4戦に続いて【KR20A】を使用していただきました。
装着タイヤ: KR20/KR20A フロント235/40-17 リア 265/35-18

「タイヤはフロントが 235/40-17、リアが 265/35-18 で、KR20AKR20 の2種類 を装着し、足廻りのセットは変えず同じ条件でテストしてみました。ここで比較して改めて KR20A のグリップ力の高さが際立ちました。」(脇選手)

◎D1 Street Legal Official websiteは⇒こちら

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◎脇選手のフルレポート

【D1ストリートリーガル 第5戦】
日  時: 2015年 9月26・27日
場  所: エビスサーキット南コース
参戦車両: #38 日産 180SX
エンジン: SR20DET
タービン: T517Z 8cm 338ps
チーム:  MRC with GARAGE-1
ドライバー:脇 敬郎

9月24日(木) 練習走行
今回のストリートリーガル参戦にあたり新規車両を製作したので、シェイクダウンの ため、前々日より練習走行を開始しました。
まず、タイヤはフロントが 235/40-17、リアが 265/35-18 で、KR20A と KR20 の2種類 を装着し、足廻りのセットは変えず同じ条件でテストしてみました。
KR20 で空気圧はフロント 2.2K、リア 2.8K で走行した時と、KR20A で空気圧はフロント 3.5K、リア 4.5K で走行した時がエビス南コースの審査区間を全てドリフトを維持 し、思ったように走れるタイヤのセッティングでした。ここで比較して改めて KR20A のグリップ力の高さが際立ちました。
続けて、KR20 と同じ空気圧 (2.2K) で KR20A をテストしてみたのですがこの条件ですと フロントのグリップが高く感じられたので、減衰力をかなり柔らかい方向に変更し、 カウンターが当たった状態でのフロントタイヤのすべり量を増やし、好みのセッティ ングを出すことができました。 リアに関しては、グリップが強すぎてエビス南コースの最終コーナーの車速をかなり 上げなければドリフトを維持することが難しく、プッシュアンダーにもなりやすかった ので、リアのコントロール性を上げるため空気圧で調整することにしました。

9月25日(金) 前日練習
前日の練習日は 1 日雨でした。 KR20 はこれまで走り込んでいるためすぐに雨の中でのセッティングを出すことが できました。 KR20A では前日にドライ路面で出したセッティングで走行しましたが、問題なく走行 できるようで、KR20A のウェット路面での性能が高いことがわかりました。 ここで試しに空気圧を 1.8K に落として走ってみたところウェット路面でもクラッチが 滑るほどのグリップがあり、改めてウェットでのグリップの高さが実感できました。
練習走行の際にシードグループの選手と同じ組で走っったのですが、国産タイヤ を装着し、馬力も私の車両の倍近くある車にも離されることなく余裕で付いていく ことができました。

9月26日(土) 予選
予選 路面状況ウェット→ドライ 練習走行ではまだウェットだったのですが、予選が始まる頃にはドライ路面へと 変わり始めていました。 予選では、路面が部分的に濡れていたりと難しい状況でしたので、普段練習でよく 使っている KR20 をリアに装着することにしました。
予選1本目では最終コーナー手前でのブレーキングポイントが所々濡れていた ため、前後の荷重移動をしっかり作ることができず、最終コーナーの脱出速度を あげられなかったため全体的に小さい走りになってしまい、97.25 点でした。
予選2本目はスポッターからの情報を頭の中で整理し、さらに点数を上げるために 最終コーナーの飛び出しを意識して走ろうと心がけスタートしました。 最終コーナーでの脱出速度はイメージ通りの速さだったのですが、ストレートの 壁付近にあったクラッシュした車両から出ていたオイルに乗り、角度が付きすぎて しまいその後は角度のふらつきがあり点数を伸ばせなかったのですが、1本目の 点数で予選を15位で通過することができました。

9月27日(日) 単走決勝
・練習走行 路面状況ドライ
タイヤ KR20A 空気圧フロント 2.2K、リア 4.5K 練習走行を走り始めたら、前々日よりもリアのグリップがとても高く感じ、 ピットに戻り空気圧を 5.5K まで上げましたが、改善が見られないまま走行時間が終了してしまいました。
練習走行2本目では KR20 で走行してみたのですが、やはりリアのグリップがとても高く、これはタイヤではなく車両に問題があるのではないかと思いピットに戻りました。
パワーが落ちてドリフトが維持できない状態ではないかと考え、車両をチェックしましたが、短時間では原因を突き止めることができず、単走決勝は KR20 でタイヤの空気圧をさらに上げて 6.5K に変更して走ることにしました。

・単走決勝
1本目はとにかくパワーのない車なので最終コーナーの脱出速度をなんとか上げるように走りましたが、審査員席に対して角度をつけて向かっていくことができず 98.10 点となりました。
2本目はさらにパワーがなくなってゆきなんとか審査区間でドリフトを維持することが精一杯で点数は伸ばすことはできず、20位で追走決勝に進出することができませんでした。

【Result】
単走順位: 予選 15位、決勝 20位


 

昨年よりストリートリーガルに参戦していた車両が参戦1ヶ月前の練習中にエンジンブローしてしまい、急遽製作した車両で参戦することとなったのですが、練習日がシェイクダウンだったこともあり、初期トラブルに悩まされる結果となって しまいました。 練習日からタイヤに合わせたセッティングが出せていたので、この結果はとても 残念です。
これで今年の D1への参戦計画は終了となりましたが、来年に向けて準備を始め今年以上の活躍ができるよう邁進していくつもりです。
1年間のご支援、誠にありがとうございました。

(MRC D1 with GARAGE-1 脇 敬朗)

 

脇選手、今季はKENDA KR20 / KR20Aをご使用いただきありがとうございました。来期もどうぞよろしくお願いします。更なるご活躍を期待しています。